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歯を抜かない矯正治療とは?メリットと注意点

  • 5月11日
  • 読了時間: 3分

【抜歯しない矯正への関心が高まる理由】

大人になってから歯並びが気になり、歯列矯正を受けたいと考える方は少なくありません。日本ではこれまで、健康な歯を抜いてスペースを作り歯を並べる方法が一般的でした。しかし、近年は抜歯しない矯正を希望する方が増えています。


その背景には、

  • 抜歯への心理的な抵抗

  • 長期的に歯列が乱れるリスク

  • 自然な歯をできるだけ残したいという考え方

などがあります。


矯正治療の本来の目的とは

矯正治療の目的は、単に見た目を整えることではありません。歯が持つ本来の機能を最大限に発揮させ、口腔全体の健康を守ることが基本です。


歯の役割と機能

  • 前歯(切歯):食べ物を噛み切り、顎関節の前方運動を導く

  • 犬歯:顎関節の側方運動を導くレールとして働く

  • 小臼歯:咀嚼や臼磨運動を補助

  • 大臼歯:咀嚼の中心となる


これらがバランスよく機能することで、噛み合わせや全身の健康に良い影響を与えます。

そのため、わたしたちのクリニックでは大人でも歯を抜かない矯正、非抜歯歯列矯正を基本としています。


【本当に抜歯は必要?矯正前に確認すべきこと

便宜抜歯(治療のためにやむを得ず歯を抜く)という考え方はありますが、必ずしも抜歯が必要なわけではありません。治療方針は医師によって異なるため、複数の歯科医院で相談(セカンドオピニオン)を受けることをおすすめします。


【マウスピース矯正の注意点

近年人気のあるマウスピース矯正(インビザラインなど)は、目立ちにくく取り外し可能というメリットがあります。しかし、すべての症例に適応できるわけではないため注意が必要です。自分の症例に合っているかを確認せずに流行だけで選ぶと、期待した効果が得られない場合もあります。


【抜歯しない矯正を可能にする小児矯正

歯を抜かない矯正を実現するためには、小児矯正も非常に重要です。

小児矯正は、歯の土台である歯槽骨を育て、将来の歯並びの基盤を整える治療です。

口は呼吸、咀嚼、嚥下(飲み込み)、唇を閉じる(食べ物の保持)、発話(しゃべる・発音)など多くの機能を担っています。これらのバランスが崩れると、歯槽骨の発育不足や歯並びの乱れにつながります。小児矯正では、こうした機能改善を目指すことで、将来抜歯をしなくても済む可能性を高められます。


【まとめ 健康な歯を残す矯正治療を選びましょう】

歯列矯正を検討している方は、まずなぜ矯正をするのかという目的を明確にしましょう。

見た目の改善だけでなく、全身の健康に直結する治療であることを忘れてはいけません。


  • 抜歯の必要性はケースバイケース

  • マウスピース矯正は万能ではない

  • 小児矯正で将来の歯並びを守れる


ご自身やお子様、そして大切な人に、いつまでも健康でいてほしい。

そのためには口は健康の入り口です。

まず口から全身の健康を支えていくことが重要だと考えています。

 
 
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