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人 工 歯 根
歯は、外の刺激から自分を守るとても敏感な感覚器官であると同時に、食べ物を噛み砕くための力学的な役割も担っています。上と下の歯が当たる力を物に伝え粉砕していく仕組みになっており、この複合的な咀嚼の力は歯の形によって分散され、歯根膜が衝撃をうまく吸収しています。歯周靱帯と呼ばれるこの関節は、生体力学的な働きによって白血球を作る作用を助け、免疫の働きにも関わっています。
この生体力学のバランスが崩れると歯周病や歯並びの乱れなど、さまざまな問題を引き起こしてしまいます。歯を失った場合の治療としては、ブローネマルクが開発したインプラントが現在広く行われていますが、これは骨とチタンが直接結合する「骨性癒着」という、爬虫類の歯に見られる仕組みを利用したものです。
これに対して「歯根膜誘導型の人工歯根」は、もともとの哺乳類の歯の仕組みに近く、噛む力などの体の力を利用しながら、歯の周りのクッションのような組織(歯根膜)を作ることができるのが特徴です。
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